北海道大学ポプラ並木

1.事前準備
 北海道大学キャンパスの地図によると、ポプラ並木への地下鉄の最寄り駅は南北線の北12条駅でした。 しかし、同駅へのエレベータの設置が平成20年度中とのことなので、札幌駅を基点に観光しました。

  

2.移動経路
 大学構内に用務なく自家用車を乗り入られないので、JR札幌駅を起終点として観光しました。 経路全体を通じて勾配が5%を超える区間が少なく、あっても短距離でした。 そこで、この観光スポットの障壁は時間と距離と考え、通った経路を主な場所と通過時刻で整理しました。
 
 番号
  場  所
 時刻
 
 
 
 
 
 
 往路
  ①
 JR札幌駅北口広場
10時
30分
 
  ②
 北海道大学正門
 
39分
 
  ③
 一般車両規制線(駐車場)
 
41分
 
  ④
 古河記念講堂
 
45分
 
  ⑤
 北大総合博物館角
 
49分
 
  ⑥
 ポプラ並木進入位置
 
53分
 
  ⑦
 ポプラ並木奥
 
58分
 
 
 
 
 
 復路
  ①
 ポプラ並木進入位置
11時
06分
 
  ②
 銀杏並木始点
 
12分
 
  ③
 北13条門手前( 北大病院駐車場脇 )
 
15分
 
  ④
 北大総合博物館
 
22分
 
  ⑤
 北大交流プラザ(10分休憩)
 
28分
 
  ⑥
 クラーク像
 
40分
 
  ⑦
 北海道大学正門
 
45分
 
  ⑧
 JR札幌駅北口広場
 
55分
 
  
 
 
 

 札幌駅からポプラ並木の奥まで約28分で、往復だけなら1時間程の行程です。 なお、自動車の規制線は往路の③の箇所ですが、その駐車場は大学に用務のある人が入構手続きをする間だけ置く場所です。

3.大学キャンパス
 キャンパス内には歴史を感じさせる建物や緑があり、北海道らしい雰囲気を感じられるので少々長い道行も苦になりません。 お目当てのポプラ並木は2004年の台風18号で倒木があり、往時の姿に比べさびしいものです。 しかし、北海道を代表する景観として一見の価値があります。
 だいぶ歯抜けになりましたが並木の姿をとどめます
 途中にある緑地などが時間的、距離的な遠さを緩和してくれます。
 大学構内に点在する緑地。森の中をサクシュコトニ川が流れます
 ポプラ並木から足を伸ばせば、イチョウ並木があります。 秋には黄色の絨毯が歩道に敷き詰められます。
 秋のイチョウ並木です
4.付帯設備
 大学は観光地でないので公衆トイレがありません。 各学部の建物の中に車イス対応トイレがありますが、観光客には敷居が高く感じられます。 外来者を受け入れる建物に北大総合博物館と北大交流プラザがありました。 後者に車イス対応トイレがあります。
5.札幌駅へのアクセス
 地下鉄南北線 北12条駅 が最寄り駅で、バリアフリー化済みです。 週末なら北大病院の駐車場が便利かも知れません。

6.コメント
 段差や勾配などの物理的な条件は目に見える障壁ですが、距離も重要な障壁です。 距離なら空間距離だけでなく時間距離も重要な要件です。 同じ距離を同じ時間かける移動が苦にも楽にもなりますが、北大キャンパスは後者です。