大倉山ジャンプ台

1.事前準備
 単純に大倉山ジャンプ台を麓から見ようと事前調査なしで訪れました。

  

2.大倉山ジャンプ台下の広場まで
 ジャンプ台方面に道を向かうと 札幌ウインターミュージアム とその駐車場があります。 同駐車場入口で交通誘導員がその先の一般駐車場へ誘導します。 しかし、一般駐車場からジャンプ台へはエスカレータ使用なので、その使用が困難な方は誘導員にその旨話して下さい。 ミュージアムの駐車場に入れてくれます。 ミュージアム内のエレベータで3階に上りるとジャンプ台の麓に出ます。
3.大倉山ジャンプ台
 ミュージアム3階から外に出るとジャンプ台が目に飛び込みます。 ジャンプ台に向かい右手に 大倉山クリスタルハウス が、その前に総合案内兼チケット売り場があります。 売り場の側面に障害者用の小窓があり、チケットが買えます。 障害者手帳を提示したら半額の割引が受けられました。
 チケット売り場からリフト乗り場が見えますので、ランディングバーンを廻り乗り場に行きます。 係員が乗降手順を説明しますので、安心かつ簡単です。 乗降に不安のある方は係員に相談すれば、車イス使用者でなくとも同じ扱いを受けられます。
《リフト乗降手順》
 リフトの運転を一時停止させ、車イス使用者をリフトに移します。 次いで、車イスを一つ前のリフトに積み込んで運行再開です。 利用者の運動能力によりますが、所要時間一分以内でした。 上りも下りも車イスが先着しますので、車イス使用者がリフト降り場に着くときには準備万端です。
 頂上に休憩小屋とその屋上に展望台がありますが、展望台屋上へは階段です。 車イスで行ける範囲でも札幌市街のパノラマを堪能できます。 ジャンプ選手が飛び出す方向に大通公園の緑地帯がかすかに確認できます。
 直下にジャンプ台が、前方に札幌市街と大通り公園が見えます
 この装置はどこにでもあるスキーリフトですが、ソフトの応用だけで車イスでの利用を可能にします

4.付帯設備
 ミュージアム1階にトイレがあります。ミュージアム3階とリフト乗り場脇にあるジャンプ競技用施設のトイレも使えます。
5.公共交通機関によるアクセス
 地下鉄東西線 円山公園駅 から荒井山線で大倉山競技場入口バス停下車徒歩10分とのことですが、道路の勾配と延長を考えますと車イスでは無理です。 自家用車または営業車の利用が現実的です。

6.コメント
 札幌在住の知人に尋ねたら車イスでジャンプ台に上れることを知っていました。 しかし、私は知りませんでしたし、そうと知った上で 大倉山展望台 のHPを見直しましたが、それらしい案内を見いだせません。
 蛇足です。大倉山展望台の営業開始時刻(夏期)の8時半に訪れたのですが、 ミュージアムの開館時刻が9時からで30分間その前で待たされました。 朝一番の場合には両方の営業時間をお確かめの上お運びください。