北海道開拓の村

1.事前準備
 開拓の村の ホームページ で車イス対応トイレと駐車場を確認しました。

  

2.開拓の村まで
 国道12号から導入路に入り、まず開拓百年記念塔の駐車場、次いで開拓記念館への分岐を通り過ごすと、じきに開拓の村に至ります。
 駐車場の料金所で車イス使用者であることを告げると無料でした。
駐車場から正面入口方面へのすり付けが高さ3.1m、勾配21%あり、車道に戻り施設の正面側に回りしました。施設の正面から入口まで勾配8%の長大な傾斜路があります。
3.北海道開拓の村
 開拓の村内の展示区域に緩急の起伏がありますが、勾配はほぼ8%程度までです。展示建物の配置と道路の勾配等について下図に示します。
《市街地群》
 この区域内の道路がアスファルト舗装されており、勾配通りの走行抵抗で移動できます。 多くの建物は道路から外観、または軒先から内部を見ます。 敷居にまたぎ板を渡した建物もありますが、いずれも勾配が20%を越えますので、介助に慣れた人の手助けが要ります。
《漁村群》
 この区域内の園路が砂利敷きなので平坦な場所も車イスの走行抵抗があります。 旧青山家漁家住宅の玄関敷居に渡し板があり、独力で入れました。
《農村群》
 この区域内の園路はアスファルト舗装区間とその劣化が著しい区間が混じります。 舗装の劣化の進んだ区間は勾配以上の負荷です。 多くの建物は道路から外観、または軒先から内部を見られます。
《山村群》
 山道の中につき未調査です。

4.付帯設備
 北海道開拓の村の各所に車イス対応のトイレがありました。
5.公共交通機関によるアクセス
 開拓の村のホームページの 交通のご案内 によると JR新札幌駅 からJR北海道バスで15分の由です。

6.コメント
 この施設の整備が1983年であることや保存建築物が古い時代のものであり、車イスでの見学に制約のあることが理解できます。 その結果移動制約者の利用が少ないせいか、細部に多くの障壁が残ります。