歩道のすりつけ問題
車椅子が歩道から車道におりる瞬間の姿勢です。平坦部(A)、交差点(B)、各戸車両出入り部分の切り下げ箇所(C)での車椅子の姿勢の違いに注目願います。

平坦部(A)では座面と背もたれが後傾し、背筋の弱い障害者も座位バランスを保てます。 交差点部で用いられる特殊変形縁石(B)では後傾が失われ、
少しの衝撃でも座位バランスを崩しやすくなります。 変形縁石(C)では、座面と背もたれとが前傾し、座位の維持は困難となります。
土木工学、リハ工学と医学とが知恵を出し合うことができたなら、より合理的な歩道切り下げ処理が 考案できるのではないでしょうか。
本文は1997年2月、「土木学会北海道支部論文集」発表からの抜粋です。
土木工学、リハ工学と医学とが知恵を出し合うことができたなら、より合理的な歩道切り下げ処理が 考案できるのではないでしょうか。
本文は1997年2月、「土木学会北海道支部論文集」発表からの抜粋です。